「さようなら」の準備
もうダメかもしれないな…
何度も何度も思って来たけれど、今回は本当にいよいよダメかもしれない。
毎日、波があり、ひどい鬱状態になる日もあるけれど、少しずつ、覚悟が出来てる気がする。
「さようなら」をする覚悟だ。
*少しでも気持ちがあるうちは、決断はすべきではない。
*全ての手を尽くして、やり切ってからにしよう。
*鬱のときは、大きな選択は避ける。
あちこちで、見たり、聞いたりしたこと。
「でも、さようならを考えるから鬱になるのでは?と思うのですが…どうなんでしょう?」と、産業カウンセラーの人に聞いてみた。
すると、
「スマホのバッテリーも2〜3%になれば何も出来ない、心はそんな状態ではないでしょうか?
現状を棚上げしてエネルギーが少し回復するのを待つのはどうですか。どのような意思決定しても傷つくかも知れませので、それに耐えられるようにエネルギーを貯めておく。多分、メンタル不調時に急いで意思決定しないというのはそういうことではないかと思います。」
ということだった。
納得した。
遅々として進まない状況。
日々、すり減っていく心。
でも、昔より私は、少し強くなっていると感じる。仕事のおかげかもしれないが、鬱状態が毎日ではないからだ。
仕事に行けば、何事も無かったように、くだらない馬鹿話で、笑い合い、ニコニコ過ごしている。
以前私は、ニコニコ笑っている自分と、家で泣き続けている自分、本当がどっちなのか分からない。私は一体、誰なんだろうか。そうカウンセリングで話した事がある。
「人間は常に、白黒分けられる訳ではない。四葉さんは、白黒ハッキリ決着をつけないと落ち着かず、すぐに決着をつけたがる性格だと感じる。でも、全てのことは、どちらかというと、グレーな場合がほとんどで、その間で、人間は生きていかねばならない。まさに、笑っている自分と、泣いている自分、そのアンビバレントが存在する事に、不安になるのは、四葉さんの性格から来るもの。でも、それが普通で、それで良いんだと思えるようになると、少し楽になるのではないか。」
そう教えて貰って、かなり肩の荷が降りた。それで良いんだ、普通だと言われてホッとした。
そこもまた、強くなっていると感じている点。
いま、「さようなら」を前に、私は、呼吸を整えている。いつか来る、その時に、自分の心が壊れてしまわないように、静かに自分を保つ方法を模索している。
まだ模索中で、見つからない。
だけど「模索する」ことができている。
いまはそれで、良しとしようと思えている。